50歳にして働く意味がわかわなくなった

2022年3月31日、28年勤めたところを退職しました

特に感慨はありませんでした…

もう、ずいぶん前に燃え尽きていたのかも。

資格も特技もなくて、これからどうするか。

5月からは甲信越の自治体の地域おこし協力隊員として活動する予定ですが

これからのお話の前に、退職に至るまでの気付きなどについてお話します。

麦癒 mugiyu

わたしが望む生き方をしている女性についてもご紹介を

お金のために働いている

30代くらいまでは仕事が好きだったと思います。

やりたい仕事をやらせてもらって夢中で仕事をしていました。

40代になると、給料明細を見ては「辞められない…」

同僚と高級ホテルに泊まったり、高価な食事をしたりしては「働いてて良かった瞬間だね」

と、働く意味を口に出して確認していました。

いつからか、「働く→収入を得る」から「収入を得る→働く」になってしまったのです。

どのくらいの間、お金のために働いていたんだろう。

皆そうしてるし、それが当たり前だし、人生とはそういうものでしょう。

と思っていました。

「仕事が最優先で、ほかは二の次。それが公職にある者の在り様でしょう。」

とも思っていました。

ところが、コロナ禍という非常事態のなかで、気付いてしまったんです。

当たり前は、当たり前じゃなかった

コロナ禍で自宅にひきこもっていました。(ひきこもるのは嫌いじゃない)

ネットで情報に触れて、図書館で借りた本を読んで、考える時間もたっぷり。

就職してから、こんなに時間をかけて、仕事以外の世の中について学んだのは初めてでした。

この学びで、気付きの下地ができたのかも。

仕事優先が当たり前?

そんなある日、外出の折に飼い猫が旅立っていました。

プロフィールにもありますが、その時

仕事優先が当たり前だよね。

でも、後悔してる。

あれ? わたし、優先順位を間違えちゃった?

と、それまでの「当たり前」が「当たり前ではない」ことに気付いちゃったんです。

仕事(=お金)優先で、大事なことを優先できないなら、

「何のために生きているのかわからない!」と思い

その仕事をしている意味がわからなくなってしまったのです。

自分の時間を自分でコントロールするために

「仕事を辞めよう」

と決めたのです。

投資はギャンブル?

コロナ禍前まで、収入は遣うか貯金するかのどちらかでした。

「投資=ギャンブル」

投資で失敗して文無しになったとか、そんなイメージでしたので

これっぽっちもやろうと思ったことはありませんでした。

50歳にして、多くを学び、初めて「投資=ギャンブル」ではないと気付くことに。

ご多聞に漏れず、わたしも、コロナ禍がきっかけで株式投資を始めた一人です。

株式投資といえば「時間=味方」なので、今さらながら、

もっと若い頃からやっていればよかったー

と、もちろん思いましたが、

50歳を越えても、やならないよりはやったほうがマシでしょう

と思い、NISAとiDeCoを始めました。

組織に頼らない生き方を教えてくれた女性たち

「仕事を辞めよう」と一大決心をしたものの

さて、何をしよう?

という問いに対する答えのないまま、現在に至ります。

この状況で、何故前向きになれたかというと

「こういうふうにやれば、いいんじゃない?」

という生き方をしている女性を見つけたからです。

50歳単身で組織を飛び出した 稲垣えみ子さん

稲垣えみ子さんはこういう方です。

(書籍やネットの情報による)

  • 1965年生まれ、女性、単身
  • 50歳で新卒で入社した朝日新聞社を退社
  • 電気を使わない生活を実践

コロナ禍にネットの海を泳いでいる中で、稲垣さんの情報に行き当たりました。

「魂の退社」という著書を読む中で

自分の会社を「辞めたい」という気持ちが整理され

稲垣さんが実践するミニマムな暮らしを知って

自分がストレス発散だと思っていた「消費」が疲れる原因だったということに気付くに至り…

余談ですが、会社を辞めるとクレジットカードを作ることができなくなるというのも稲垣さんの著書で初めて知りました。

最新刊は「老後とピアノ」、稲垣さんが53歳からピアノを習い始め、楽しんでいます。

(わたしもピアノをやりたい!)

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感想(3件)

家賃3万円、月の生活費10万円 れんげ荘のキョウコさん

こちらは架空の人物です。

群ようこさんの小説「れんげ荘」シリーズの主人公キョウコさん。

キョウコさんはこんな人です。

  • 女性、単身
  • 40歳前後で大手広告代理店を早期退職
  • 生涯月10万円で生活できるだけの貯蓄あり
  • 月3万円代のれんげ荘に居住
  • 働かないと決めている

群ようこさんの別の著書の巻末にある紹介文が目に付いて、キョウコさんに行き当たりました。

仕事を辞めた直後、「何かせねば」と焦ってしまったり

図書館に行ったら、おじいさんにナンパされたり

ぶっちゃんという野猫に恋をしたり

母親との確執などいろいろありますが

キョウコさんの丁寧な生活や周囲の人への思い遣りに満ちた行動、心豊かな日々に癒されます。

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感想(11件)

まとめ

周囲には、アラフィフで退職するひとはほとんどいませんでした。

これまで組織に守られて生きてきたのに

ホントに大丈夫なのか?という気持ちと「なんとかなる!」という気持ちの間で揺れていましたが、

ヨシ!わたしのライフスタイルはこれだ!

というふうに気持ちを固めていきました。

今回は、わたしが目指す生き方をしている女性たちについて御紹介しました。

麦癒 mugiyu

なりたい自分をイメージすることは大事よね

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